高圧進相コンデンサ用モールド放電コイル
コンデンサを回路から切り離した時に、コンデンサに残る電気があります。
これに人が触れると危険ですので、電気を逃がす為に放電コイルを回路に入れます。

1:難燃性・非燃性
コイルをモールドしているエポキシ樹脂は自己消化性を有していますので
万一の場合、アークの発生に対しても発火、爆発の心配が無く防災上安心です。

2:絶縁に対する信頼性が高い
導体の周囲にはエポキシ樹脂を含侵注形していますので交流及び
インパルス共、耐電圧特性に優れています。

3:保守点検が容易です。
コイル表面がシンプルな構造となっていますので塵埃が付着しにくく
保守点検が簡単です。


型式  AMDC-100A
使用場所  屋内又はキュービクル内
準拠規格  JIS C 4902-1998 付属書2
絶縁強度  3.3kV ; 16/45kV
 6.6kV ; 22/60kV
絶縁種別  F種
使用周囲温度  -20℃〜+50℃(温度種別 B)
相数・周波数  三相・50/60Hz
定格電圧  3.3/6.6kV
放電容量  1000kvar
放電特性  残留電圧を5秒間で50V以下
概略質量  20kg

(注)多頻度開閉条件
   定格放電容量における開閉条件は、開閉間隔が5秒以上で
   連続5回の放電をさせた場合は、6時間以上の休止が必要です。